カローラはトヨタの中でも世界販売台数No.1を誇る人気の車種です。
そんなカローラの中でもワゴンタイプで人気のカローラフィールダーが、昨秋(2019年9月)7年ぶりにフルモデルチェンジされました!
「新型カローラフィールダーになって何が変わったの?」
「新型カローラフィールダーは雪道で滑る?!」
「滑りにくくするコツってあるの?」
本記事ではこのような疑問を解決していきます!
新型カローラフィールダーになって何が変わったの?
引用:トヨタ公式HP
車名
モデルチェンジを果たしたカローラフィールダーは、車名が「カローラツーリング」へと変更になりました。
これまでにも3回のモデルチェンジがされてきたカローラフィールダーですが、今回は大きくモデル変更したことから車名も一新したのではないでしょうか。
車体サイズと排気量
カローラツーリングになり、5ナンバーから3ナンバー車に変わっています。
それでは、カローラツーリングの車体サイズと排気量について見ていきましょう。
全長、全幅、総排気量が従来のカローラフィールダーよりも大きくなっていますね。
今回は、全幅が基準の1,701mm以上となったため3ナンバーになっています。
カローラツーリングは、カローラフィールダーよりも車の性能を上げつつ、できる限り車体サイズを抑えてワイドな造りにしたということになります。
見た目はスポーティーでかっこよく、荷台も広々ですね!
安全機能
カローラツーリングには安全サポートシステムが搭載されています。
引用:トヨタ公式HP
- 車線の真ん中を走るようにハンドル操作をアシスト
- ブレーキ制御で障害物への衝突を回避・軽減
- 歩行者や車両を検知し、回避するよう警報をならす
ニュースでも、アクセルとブレーキを踏み間違えて建物や歩行者に衝突するという事故をよく目にします。
自分で気を付けて運転することが一番大切ですが、安全サポートされていると安心感がありますよね!
走行性
小回りは利くけど坂道やアクセルの踏み始めがしんどいな、と感じたことはありませんか?
カローラツーリングはななんと快適に走行できて、かつ小回りが利くのです!
エンジンパワーが大きくなっているので、それだけスムーズに走行できます。
さらに、車体サイズをできるだけ抑えることで取り回しの良さも実現しています。
カローラツーリングの最小回転半径は5.0mです。
ちなみに旧カローラフィールダーの最小回転半径は4.9mです。
一般的に5.0m以下だと取り回しが良いと言われているので、3ナンバーになっても小回りが利くというのは嬉しいですね!
Uターンするときや駐車するときに何度も切り返したくないですよね。1回でできたらとても楽だと思います!
新型カローラフィールダーの雪道走行は滑る?
雪道で滑りやすい車とは?
- 二輪駆動車
2WDとも呼ばれ、前輪か後輪のどちらか2本のタイヤだけをエンジンで回転させて走る車のことです。
多くの車は、エンジンが前にあって前輪が回るタイプのFF(フロントエンジン・フロントドライブ)です。
雪道の坂道発進や凍結路面では、FFだと空転(タイヤの空回り)が起こりやすく、その結果滑ってしまうのです。
また、雪道にはまってしまったときにも、2WDだとなかなか抜け出せません。
雪道では、すべてのタイヤを動かせる四輪駆動の4WDが圧倒的に有利ですね!
引用:トヨタモビリティ東京HP
- 軽い車
軽自動車のような軽い車は、グリップ力が弱いため凍結路面の凸凹とした轍(わだち)では車体が安定しづらくなります。
また、横風などに煽られやすく、ハンドルをとられてしまって滑るということもあります。
ただ、実は軽い車も重い車も雪道ではそれぞれにメリットとデメリットがあります。
軽い車は安定性にデメリットがある反面、ブレーキを踏んでから止まるまでの距離が短くて済むことや坂道発進するときにも下り方向の力が働きづらいというメリットがあります。
重い車はその逆です。
それぞれメリット・デメリットがあるものの個人的には、少し重めな車の方が車体がぐらつきにくく安定するのでお勧めです!
新4WDシステム
カローラツーリングには、E-Fourシステムという新たな電気式4WDシステムが設定されています。
E-Fourシステムは通常の路面では2WDで走り、雪道などの悪路になると自動で4WDに切り替えてくれます。
通常の4WDはエンジンの動力をパーツに伝えて後輪をまわしていました。
一方、電気式4WDシステムはハイブリッド車に搭載され、電気を使用しモーターが直接後輪に働きかけています。
そのため、パーツの故障の心配もなく、燃費の向上にも貢献しています。
引用:トヨタ公式HP
カローラツーリングには、ガソリン車とハイブリッド車がありますが、4WDモデルは新型の電気式4WDシステムを採用しているのですべてハイブリッド車となっています。
雪道でも安定した走りができて、4WDのデメリットでもある燃費の悪さを解消してくれているので、降雪地域にも向いていますね!
車両重量
カローラツーリングの4WD車両重量はグレードによって、1,410kg~1,450kgとされています。
軽自動車の車両重量は700kg前後、3列シートの3ナンバー車になると2,000kg前後です。
カローラツーリングは、軽すぎず重すぎない良いとこ取りのようなサイズ感ですね。
また、カローラフィールダーからフルモデルチェンジされたときに車体が少し低くなったため、重心が低くなったことも安定性を高めています。
安全走行サポートシステム
カローラツーリングには、滑りやすい道でもサポートしてくれる安全システムが搭載されています。
それが、VSCとTRCです。
エンジンとブレーキを自動的にコントロールしてくれているんだよ
この動画が分かりやすいと思うから見てみて!(英語だけどね…。画像だけでも分かると思うんだ)
じゃあ、TRCっていうのは何?
引用:トヨタ公式HP
あなたの愛車の査定額がわかる!!
新型カローラフィールダーの雪道の対策と走行のコツ!
NG1 ノーマルタイヤ
雪道では、スタッドレスタイヤが必須です。
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べ、タイヤ表面の溝が深くなっていてグリップ力があります。
靴にスパイクをつけたような状態と同じですね。
夏タイヤとも呼ばれるノーマルタイヤでは、路面が凍結しているとすぐに滑ってしまいます。
降雪地域では、必ず雪が降り始める前にスタッドレスタイヤに履き替えましょう!
NG2 急ブレーキ
急ブレーキを踏むと、タイヤが急に回転を止めようとするため路面が凍結していると空回りしてしまうのです。
その結果、ブレーキを踏んでいるのに、車両が止まらず交差点に突っ込んでしまったり、前の車に衝突してしまったりします。
いわゆるスリップ状態ですね。
車間距離やブレーキの踏み始めは、いつもより1.5~2.0倍の距離をとりましょう。
どうしても急ブレーキになってしまったときですが、最近の車にはABS機能(アンチブロックブレーキシステム)が搭載されています。
車を止めるように働きながら、ハンドル操作もできるようにしてくれているんだよ
もちろんカローラツーリングにもこの機能は搭載されています。
急ブレーキになってしまったとき、ガガガと音がするのはABSが作動している証拠です。
ブレーキから足を離さず、落ち着いてハンドル操作しましょう。
車間距離を十分にあけて、通常より早い段階からブレーキをゆっくり踏み始めましょう!
NG3 急ハンドル
雪道でハンドルを大きくきるとタイヤが滑ってスピンしてしまいます。
マリオカートをやったことがある人は想像しやすいと思います。
急カーブしたときに車体の後ろが大きく振れてカーブが大きくなってしまう、あの感じです。
急ハンドルは本当に危ないのです。油断大敵ですね!
カーブは手前で余裕をもって減速して、ゆっくりハンドルをきりましょう!
雪道のパターン
- 積もりたての雪道
- 雪が溶けたり押し固められたことでできる凍結路面
- 透明な氷が道路に張った状態のブラックアイスバーン
まだ積もったばかりの雪道はフカフカしているため、滑ることはあまりありません。
雪が凍結してできた凍結路面と、一見乾いた道に見えてしまうブラックアイスバーンが危険なのです。
上でご説明したポイントを守って、これらの雪道を安全に走行しましょう。
新型カローラフィールダーの雪道走行は滑る?:まとめ
- カローラフィールダーはカローラツーリングへとフルモデルチェンジされた
- カローラツーリングは、走行性や安全性などあらゆる面で進化している
- カローラツーリングはE-FourシステムとVSC、TRCシステムを搭載しており、雪道にも強い
- 雪道の対策システムが完備されていても、降雪地域ではスタッドレスタイヤに履き替えよう
- 急ブレーキと急ハンドルはNG
カローラフィールダーは人気な車種なだけに、モデルチェンジも注目されていました。
そんな新型カローラツーリングの雪道走行は安心なのか、気になるポイントですよね。
カローラツーリングは降雪地域でも安心の高性能車だと思います!
雪道はとても怖いですが、本記事が少しでも読者様の参考になれば嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました!
番外ですが雪道ではスノーソックスを履くのもおすすめです。
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